2016年7月22日金曜日

[反面教師]最高にダサいチラシを作ってみた

こんばんは。 世間には、「かっこいい」「かわいい」「ださい」なんてものがたくさん溢れております。 我々デザイナーと一まとめにしていいかどうかは分かりませんが、私は基本的に、機能的でかつ美しいものを目指して制作をしているんですが、その逆のものも多く存在しております。具体的に言うと「ださくてわかりづらい」です。

 今回は血反吐を吐きながら、あ え て 「ダサくて機能に優れないもの」を反面教師として作ってみました。 本職の方は吐きけがするかもしれません。そうでない方もうおってなるはず。 では、ご覧ください。

見よ!これがちくわが精一杯つくった「ダサいもの」だ!

  
「…うぉお…」 壊滅的にださくなった… NGな事例をとにかく詰め込みました。 本文がそのまま解説になってるので、壁にでも貼ればいいんじゃないかな。…嫌だなぁ
何が悪いって、全部悪いです。 とりあえず入れた新名刺の画像が「腐敗」してます。三角コーナーに入れちゃうようなもんです。 上から順に解説します。

バッドデザインの理由

・配色・グラデーションがやばい
なんてったって虹色です。レインボー。 正直読みにくいし、レインボーってだけでなんとなくダサいです。 もちろんかっこいい使い方もありますが、理解したうえで使いこなすのとはまた違う話です。 カラフルな配色自体見やすいものではありませんので、しっかり要素を伝えるためには避けたほうがいいといえるでしょう。 個人的には、カラフルな見出しはこどもむけのデザインには使います。積み木みたいでわくわくしますもんね。 

 
サンプル。実際に使うわけではないですし、これもどうかと思いますが、まだマシということで。

・書体がやばい
なんてったって文字からしてかっこ悪いですよ。タイトルなんていわば顔なのに、これは許されません。 使用しているのは「MSゴシック」「MS明朝」ウインドウズに標準でついているフォントです。 せっかくなので、フリーフォントでかっこいいの拾ってくるなり、有料でも安いのはあるのでそっち使いましょ。きっと良くなります。 ただし!使いすぎは良くないです。基本的に、同じ言語なら1つのデザインに最大で3つほどと考えるのがいいでしょう。ころころとフォントを変えていては、そもそも「読みにくい」という最悪の結果になってしまうのです。

・レイアウトがやばい
 デザインの基本は「整列」です。モノの位置をきっちりそろえることで、統一感が生まれ、認識しやすくなります。文字の頭、写真の端など、そろえられるものは基本的に揃えていきましょう。 美しさは整っていることから始まるのです。写真などの素材が良くても見栄えが悪い場合、レイアウトがすべてをぶち壊しにしている可能性が高いです。

・特殊効果がやばい
よく使われる効果を再現しました。 まずは影付けるやつ。 影がはなれすぎてて、よめない!もし使うなら、もっとおとなしく使いましょう。どんだけ飛び出てるんすか。

こんな感じで少し落ち着きました。影の色をもっと薄くしたりすると、もっと良くなるかもです。

次に、フチのある文字。袋文字といいますが、これの線が内側にも膨れてきてるのはNGです。 文字が読みにくくなります。白い部分つぶれかかってますやん。 もしこういった効果を使うならば、エクセルだと2つの文字オブジェを重ねるなど、元の文字を潰さないようにする工夫が必要です。
 

 最後に、アーチ文字。しかも影とのあわせ技。 確かに効果的に使えばいいと思いますよ!でも大抵は必要ないことが多いです。今回も意味はないですね。 こういうのは素直に文字だけで見せたほうが読む側にやさしいです。

NGを知ると、グッドな理由が見えてくる

さて、散々文句を言い散らしたようになっていますが、NGなことを抑えておくと、他のチラシの何が良いか、どこをしっかり考えているか分かるようになります。 もちろんすべてがセオリーどおりになっているわけではありませんが、あなたが「かっこいい」「すてき」と思うのならば、何かしら理由があるのでしょう。 それにはしっかりと「作り手の意図」があって、気遣いがあるものなんです。
もし「チラシは自分で作る」という方がいらっしゃったなら、ちょっとこの記事を思い返してみてください。 自己満足に浸りすぎず、読む人のことを考えて、試行錯誤のうえでいいものを生み出してください。きっといいものが出来ると信じてます!

それでもダメそうなら、私にご連絡ください。 上の画像によると、「あなたのデザイン屋さん ウィッチクラフト」らしいですから!笑 最後は広告で締めました。はい。いつもどおりですね それでは!

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